どれだけ近い関係でも、完全に分かり合えることはないけれど

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2024年暮れの紅白歌合戦、皆さんご覧になられましたでしょうか。たくさんのアーティストが出ましたが、中でもB’zのパフォーマンスはNHKホール、観衆を完全にジャックしていたように思います。
実際に紅白後の反響は大きかったようで、ファンクラブ会員が紅白後に増えたりと、ネットニュースを騒がせていました。

それを受けて私も久しぶりにB’zの楽曲を年末年始に聴き返していました。その中で特にROOTSという曲が今の私にはピッタリで、涙なしには聴けませんでした。調べてみると「家族離散」というキーワードを起点にイメージを膨らませて作詞されたようです。

私も今、大切な存在であるTと会えない日々が続いており、この曲に感情をえぐられました。

誰もが同じものを 同じとき 同じように 愛せないけれど
今はまだ泣かないで いつか会える日のために

このフレーズは特に響きます。
あの稲葉さんですら「誰もが同じものを 同じとき 同じように 愛せないけれど」と言っています。裏を返せば、誰もが傷つかないように絶妙なバランスで折り合いをつけるしかないという事ではないでしょうか。私はそのように解釈しました。
他のサイトを色々拝見したところ、この楽曲に関しては、民族間や宗教間の争いをテーマとしていると解釈されているケースが多く見受けられました。少し角度を変えれば、家族間、恋人間のテーマとして置き換えることもできます。
イスラエルとパレスチナ、北朝鮮と韓国、親と子、彼と彼女、どれも近い存在です。ただ、近い存在であったとしても、完全に分かり合えることはないのだと思います。これらの問題に直面し、思い悩んでいる人たちが、誰もが限りなく傷つかないように絶妙なバランスで折り合いをつけられる日を信じて、毎日をどう生きるか考えたいと思います。

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