8歳年上彼女との出会い

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以前にも掲載しましたが、「社会でのお前の価値は収入だ」という父親の教えが、若い頃はいつも私を責め立てていました。ずっと言われ続けてきたので、否応なしに自分の基礎的な考えになっていました。


社会に出てからは父親の言うような理想の稼ぎがないだけでなく、パワハラまみれの荒れ果てた職場にうんざりしていました。実家とは別の都道府県に配属となり居住地を移した為、当時借りたアパートの近くには知り合いもおらず、憂鬱な日々をやり過ごしていました。嫌な思いしかなかったので、それに比例してその土地がめちゃくちゃ嫌いでした。
当時は会社から帰宅すると、スガシカオの「June」をよく聴いていました。借りていたアパートから煙突が見え、工場のにおいが漂って来ることもあり、曲とすごくリンクしました。「生まれた街の靴じゃ歩きにくいみたい」ってフレーズが自分に妙に当てはまり、更に憂鬱な気分になっていました。

そんな気持ちで過ごす中、職場でTと出会いました。Tは私より8歳年上の女性で、最初の印象はヘラヘラした人、でした。
どこから親密になったのか記憶がありませんが、気づいたらTに会うことが楽しみになっていました。人を全く信用しない私でしたが、いつしかTには心許していました。Tが癒しでもあったし、気付けば夢中になっていました。
社会で思うように上手くいっていない、力無き自分を受け入れ肯定してくれました。父親の呪縛にうなされていた自分に、優しく接してくれました。優しさに触れる度にますます好きになりました。父親の求めるような人間でなくてもいいんだと思えました。
あの頃BGMはB’zの「野生のENERGY」が状況にぴったりで、よく聴いていました。

Tに会うといつも副交感神経優位になり、リラックスモードに入ってしまいます。本当に幸せな気分になり、明日への活力が生まれます。
活力の源は人それぞれだと思います。もし今、活力の源を見つけられているならば、これからもそれを大事にして下さい。それはあなたの人生を彩る、かけがえのないものだからです。

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