どんなに居心地悪くても、毎日毎日、会社行ってんだろ?

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以前、フジテレビで有川浩さん原作の「フリーター家を買う」が二宮和也主演で放映されていました。
その中で心に残ったシーンがありますので紹介します。

二宮和也が演じる誠治は、新卒で就職したものの、すぐに仕事を辞めてしまいフリーターとなります。そんな誠治に対して、竹中直人が演じる父親役の誠一が、誠治がフリーターとしてアルバイトしている大悦土木を馬鹿にするようなことを言います。馬鹿にされた誠治は「そんなだから会社で誰からも頼りにされないんだ。うちの(アルバイト先の)職長とは大違いだ」と言い返しました。その時、誠一は何も言い返せませんでした。
後日このことをバイト先で誠治は大友康平さん演じる大悦職長に話しました。
誠治「ガツンと言ってやったんすよ。うちの職長とは大違いだって。」
すると大悦は怒って、誠治にコップの水をかけます。
大悦「親父さんが会社で本当におまえが言ってる通りだったとしても、毎日会社行ってんだろ?どんなに居心地悪くても、毎日毎日、会社行ってんだろ?家族のためによ。親父さん、言い負かして、勝ち誇ってんじゃねえよ。」

みんな誰しも何かを背負いながら生きています。辛くても時間は止まってくれません。傷ついても歩きながら、精神削りながら働いて稼がないといけない時もあります。同じように誠一は、それでも会社に行っていたのです。


こういう場面は私にもあるし、Tにもあると思います。Tも今までどんな状況でも子供たちのために働き、育ててきたでしょ?それだけで十分なんです。別に特別なことをしなくても、すでに色々与えてあげていると思います。
そんな人間だからこそ、しんどい時は信頼できる人を頼るべきです。頼る権利が十二分にあります。嫌な事や辛いことは否応なしに勝手に来るのだから、無理して辛いことをしたり、我慢する必要はありません。頼ることでパフォーマンスが上がり、結果的に幸せの総和は大きくなります。
サッカーでいうところのワンツーパスです。ドリブルだけの個人技で敵を抜き去るには、相手を圧倒するだけのスピードと技術が必要となり難易度は高まります。一方、ワンツーパスであれば、一旦味方にボールを預けて、その間に自分は前に進めます。そしてタイミングを見計らって、パスを再度受ける。同じ進み具合でも、労力は全然違います。ワンツーパスの方がはるかに楽ですが、進んだ結果は同じです。であれば、無理してドリブルしなくてもいいんです。

そして神なんていません。神は耐えられる試練しか与えないとか言いますが、嘘です。普通にめちゃくちゃいたずらしてきます。神は耐えられる試練しか与えないとか言っている人は、その人を労働力として自分のために働かせたいだけちゃいますか。そんなきれいな言葉に騙されて、精神削る必要はありません。
権利は主張すべきです。少しばかり権利の行使を控えたとて、そうやって少しばかり自分の中の正義感を出したとて、人生保証してくれるわけでもないし。例えばわかりやすいところで有給とか、お構いなく使うべきです。ただでさえ労働者側は弱い立場だから、主張はしっかりないといけないし、なめられてはいけない。社会的大義です。


そして我慢の方向を間違えてはいけません。好きな人、モチベーションを高めてくれる人、あなたの事を真剣に考えてくれる人とふれあってセロトニンを得て幸せになる。そして前向きに行動し、そこで得た幸せを大切な人に還元する。これが正しいサイクルだと思います。Tが元気でないと私も元気出ません。神経削れてます。だから自分のためにもフォローするのです。

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